[本など]チェンナイ 飛躍するインドの「港湾都市」

職場の仲間と開催している朝活読書会用として読んだ。今回の読書会のテーマは、「港(空港も可)」というマニアックなものだった。歴代の中でも、本が選びにくいテーマベスト3に入るテーマだった。私はだいたい、まずKindleの検索ボックスにその時のテーマをとりあえず入れて本を探してみることにしている。今回は、港、空港で検索しても全然ピンとくるものがなくて困り果てた。色々とKindleをいじっていたときに、港を堅苦しく表現した「港湾」が思い浮かんだ。これで検索してみたところ、本書があったので選んでみた。

私は、以前仕事でインドと関わったことがあって、インド人には辟易していた。メールは全く返ってこないし、ルールは守らない、ドタキャンする、等々日本人とは正反対の国だと感じた。しかし、インドに出張したときに感じたあのカオスっぷりには、いい意味でかなり衝撃を受けた。インドとの仕事を離れてみると、解放された安堵の気持ちと一緒にどこか寂しくもあった。

そんなわけで、インドに関する本を見つけると、「おっ」という気持ちになって無視できないのである。

この本は、インドの南に位置するチェンナイという都市を紹介した本である。歴史を中心とした説明が多い。

チェンナイは、インドの東側にあるベンガル湾に面していて、一年中暑い地域らしい。

イギリスの植民地時代の名残で、西洋風の建物も結構残っている。インドというとビーチのイメージは全くなかったが、チェンナイには色んなビーチがあることを知った。

チェンナイは、工業が発展しているバンガロールにも近いので、工業団地も結構あって割と近代的のようだ。

首都であるニューデリーには目がいきがちだったが、今回、南インドのことも興味を持つきっかけになった。

カオスな国であることは変わらないが、これからも読書などをつうじてちょくちょく勉強していきたい。