大学職員 年度末の過ごし方

私は仕事をするときは、だいたい2~3ヶ月先のことを考えて準備したり、段取りを考えたりしている。しかし、年度末になると、なんとなく3月末で何かがリセットされる気がして、「先のことは4月になってから考えよう」という気分になってしまう。このような気分になる人は結構多いのではないだろうか。本当は、3月末も他の月と同じはずなので、このリセット気分になると、「いかんいかん」と自分を戒めている。

年度末になると、4月の異動が決まる。異動が決まった人の中には、なんだか「店じまい」モードで仕事をしている人もいる。あと2週間くらいで今の課を離れるから、4月からのことは考えなくていいや、と思っているのかもしれない。自分の目が届く範囲にも、そんな雰囲気がにじみ出ている人がいて、見ていてウンザリする。異動するときは、次の人や残った人に迷惑をかけないようにきちんとバントを渡していただきたい。「立つ鳥跡を濁さず」である。

学生や先生、外部の人から見れば、職員の人事異動なんて関係ない。

年度末でも普通の月と同じで、ちゃんと準備する。

そうすることで、4月から新しく入る人を迎えたときにも、気持ちよく仕事ができるはずである。

[本など]シン・ニホン(安宅和人 NewsPicksパブリッシング)

以前、すごいブログとこれからの大学職員というエントリで触れた本を読み終わった。結構前に読み終わっていたが、ボリューミーな本だったので、うまく消化できていなかった。未だに消化しきれていない部分もある。

話の内容はかなり壮大で、自分にはついていけない部分もあった。読むと息切れするような本である。今、ジリ貧の日本をどうやって良くしていくか?というのを考える本である。

これを読んで一介の大学職員に何ができるんだ?と軽く絶望してしまう。

そのうえで、何ができるのか?

大学職員としては、第5章「未来に賭けられる国に――リソース配分を変える」だけでも読むといいと思う。


本の中で、著者が文科省の課長級の職員と話したときに、「国立大学の数を絞らなければやっていけないのでは」という言葉を聞いたという話が出てくる。かなり怖い話である。文科省の偉い人はほんとにこんなこと言ってるんだ、とちょっとビックリした。教育・研究に充てられるお金が足りないそうだ。

本書は、色んなデータを使っていて、とにかく、日本は科学技術予算が足りてないことがわかる。

研究支援は、成果が出そうな分野、産業界から需要がある分野ばかりに資本を投下しないで、基礎研究など裾野を広く支援していく必要がある。つまり、文科省がよく言う「選択と集中」とは真逆の政策をする必要がある。このことは、「大学改革の迷走」という本でも言われている。

この著者の提言が、文科省財務省に採用されることを祈るばかりである。


また、「求められる人材とスキル」という章で、

現在、この日本の教育システムが生み出す最高の人材は、テレビ番組でクイズ王になる、教育評論家や予備校講師になるぐらいしかないという残念なことになってしまう。

と言っている。これはもしや、あのユーチューバーのことかなあ、と思った。

国の人材育成は、とても大事だと思う。ただ、著者がこの本で述べる人材は、勝ち組の人達だけなのでは?とも思う。そうじゃない人はどうすればいいの?という辺りには触れられていない。

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この本が書かれたあとに、コロナウイルスの騒ぎが出たので、世界経済も日本経済もさらに悪化するはずである。

当事者意識を持って、この本の内容を自分に落とし込むことはとても難しい。ただ、本を読んで現状を把握して個人で行動できそうなことはある。読むのは大変だが、自分の住む国の今後を考えるなら、必要な本だと思った。

[自転車]平坦実走 スイーツライド

1時間22分
35.5km
平均スピード25.7km/h
平均ケイデンス91rpm
心拍計なし

今日は、近所のサイクリングロードを走ってきた。晴れてて気温もちょうどよく、絶好の自転車日和だった。

行きはちょっと向かい風気味で少し大変だったが、ほぼ平坦の道のりだったので快調だった。

今日のライドの最大の目的は、とあるお菓子屋である。

以前、上司から何気なくいただいたお菓子が衝撃的に美味しくて、その時にお店を教えてもらった。自転車トレーニングにちょうどよい距離にあるので、たまにお菓子のために走りに行く。

お店は、メイン通りからはずれた通りにある。面白いのは看板が全くなくて、ガラスドアから中を覗いて、ああここなのかと分かるような感じである。初めて行ったときは、分からなすぎて、外から店の中を覗いてやっと発見できた。

お菓子の種類は、和菓子と洋菓子の中間のような感じで、ロールケーキやどら焼きや最中が売っている。一番好きなのは、クリームとあんこがコーヒー風味のスポンジに挟まれた小さいケーキ。

お店の情報はネット上にほとんどないが、Google情報では営業日なので大丈夫だろうと思って行ってみた。

到着してみると、普通に開いていた。近所のおじいちゃんが買い物してたのが外から見えたので、やってるんだと分かった。看板を出してないところを見ると、近所の人向けにこじんまりと営業しているのだろう。

一番好きなケーキを買えたので満足。帰りは若干の追い風で、35km/hが普通に出せた。帰って、買ってきたケーキを食べながら、プロテインを飲んで、シャワーを浴びた。勉強しようと思ったら、疲労が襲ってきて、少し昼寝。

昨日もローラー台に乗れたので、3連休は全部トレーニングができればいい。

大学職員は有給休暇を取りやすいか?

仕事を選ぶ上で、ちゃんと休めるかどうかはかなり気になる部分だと思う。とはいえ、面接であからさまに質問はできない。ということで、今回は、大学職員は実際ちゃんと休めるてるかどうか書きたいと思う。

結論から言うと、

休めます。

前の会社では、シフト制だったので急な休みはなかなか取れなかった。休めたかもしれないが、かなり申請しづらかった。ただ、全く有休を取れないというわけではなかった。大学職員は、それ以上に有休が取りやすい。

特にルールは決まってないが、だいたい1週間くらい前には上司に伝えて申請するのが基本だと思う。しかし、今の部署では極端に言えば、前日に急に休みたいと言っても休ませてくれる。かなりありがたい。

前の部署の係長が、「1ヶ月に一回は有休を取りましょう」と言ってくれる人で、実際にその人はちゃんと仕事をして、ちゃんと休んでいた。私はそれを見習って、後輩には同じことを言っている。このペースで休めば、年に10回以上は有休を消化できる。また、大学によっては夏期休暇の制度があって、夏に3日間くらい強制的に休むことができる。お盆や年末年始休暇もあるので、まあ年間なかなか休める感じ。

しかし、何だかんだ言って重要なのが、上司の理解である。有休をたくさん取るのはけしからん、みたいな時代錯誤で体育会系の頭の古い人間が上司だと、申請がとても言いづらいことになる。幸い、今の上司は、「いついつ休んでもいいですか?」と聞くと、「いいよいいよ」とあっさり言ってくれる。(ただ、その上の上司がたまにちょっと渋い顔をするのが気にくわないのだが…)
私もこういう上司になりたいと思っている。有休は権利なので、取れて当たり前である。あまり休みを連発するのは、ちょっと顰蹙を買うので、そのへんは職場の雰囲気を考えて取るのがいいが、基本的には暇なときはどんどん休むべきと思っている。

有休は基本的に1日だが、半日取ることもできる。「明日病院行くので、午前中休ませてください。」というのもやりやすい。

日本人の労働時間は、世界的にみて長いと言われている。大学はそんなに長時間労働が必要な場所とは思えない。ちゃんと仕事をして、しっかり休んで、組織がまわる。大学はそんな働き方ができるところだと思う。

大学職員の年度末は忙しいか?

大学職員に転職して感じたのが、「年度末が忙しい」である。というか年度始めも忙しい。私の業務で年度末が忙しい理由は2つあって、

①人事異動がある
②事業の報告をしないといけない
である。

私が採用されたときに、直属の係長が、「2月と3月は土日も出勤していた」と言っていて、ブラックに転職してしまったと思った。ただ、それは何か特殊事情があったらしく、毎年のことではないと後から分かってホッとしたことがある。とはいえ、その部署は年度末はそれなりに忙しかった。

今の部署では、受託事業の報告系が重なっていて結構大変。ただ、毎年のことなので、1月くらいから準備しておけるのがいい。

異動があると、引き継ぎ書を作る必要がある。だいたいが異動が発表されてから作り始めるので、忙しくなる。引き継ぎ書は最初から作っておけば困らない。引き継ぎ書の作り方は別でまとめたいと思う。

会計系の部署は、決算が近く、また年度末の支払いに追われるのでとても大変そうに見える。私はまだ会計系はいったことがないが、年度末の有様を見ていると、ちょっと…遠慮…

そんなわけで、今月はちょっと残業多めでやっております。

仕事の効率化のためにしていること

大学職員の仕事を効率化させるために実践していることを紹介します。

大学職員の仕事は、基本的には自席に座って、パソコンを操作していることがほとんどです。パソコンでは、特にExcel、Wordを毎日のように使います。Excelを使いこなせる人は有利です。各ソフトには、色々なショートカットキーが備わっています。このショートカットを多用するだけで、だいぶ仕事が速くなります。

ただ、今回はショートカットの説明ではありません。私は、もっと根本的な部分をショートカットしています。
それは、キーボードの入力方法です。

私は、通常のローマ字入力ではなく、親指シフトというマニアックな入力方法を使っています。今回は、この入力方法がなんなのかを説明します。

親指シフトは基本的には、かな入力です。しかし、キーボードに印字してあるひらがなは無関係です。

親指シフトという名称のとおり、親指の使い方がポイントです。シフトキーとその右隣の変換キーに常に親指を置いておくのがホームポジションです。

例えば、かきくけこはこう打ちます。

  • あ・・・S + スペースキー

  • い・・・L

  • う・・・A

  • え・・・W + スペースキー

  • お・・・J + 変換キー
  • これだけ見ると、規則性がなくさっぱりだと思います。他の文字もキーボードの表記とは無関係で、最初に配置を覚えるのは、かなり苦痛です。

    この入力法の何がショートカットなのか。それは、全てのかなを一回の打鍵で済ませられることです。スペースキーと変換キーを使って、同時に押しているので可能になっています。小さい「やゆよ」とか「ぱぴぷへぽ」なども一回で打てるようになっています。ローマ字入力は、母音や「ん」以外は2回叩く必要があり、この点で親指シフトはかなり効率的だと思います。

    親指シフトを使い始めた当初は、それまで使っていたローマ字入力と違いすぎて戸惑いました。覚えるのは苦難の道のりでした。キーボードの配置図を印刷して、PCモニターの脇に(周りにばれないように)置いて、それを見ながらキーボードを叩いてました。

    入力方法がとにかく特殊なので、打つのにとても時間がかかっていました。最初は、五行くらいのメールを送るのに20分くらいかかっていました。こんな状態で仕事をしていたのは、非常に申し訳ない…今は、ほぼマスターしていて、逆にローマ字入力ができなくなっているくらいです。

    デメリットとしては、キーボードの種類によっては、変換キーが右に寄りすぎている配置だと打ちづらくなってしまうことです。

    最初の2ヶ月くらいの苦難を乗り越えれば、なんとか慣れてくるので、やってみたい方は挑戦してみるのもありだと思います。文章作成がスピードアップすること間違いなしです。

    おすすめAndroidアプリ3選

    今回は、おすすめのAndroidアプリを三つ紹介する。私は、ずっとAndroidユーザーである。元々、アプリをたくさん使う方ではなく、しょっちゅうホーム画面を見直して、要らないものを消している。その中でも、厳選して残っているアプリの中から選んだ。

    順位付けの基準は適当で、よく使って、便利なものをランクインさせた。


    第3位

    send to kindle


    Kindleを使っている人は、是非使ってほしい。これをインストールすると、ブラウザの右上の方をタップしてでてくる「共有」の中に表示されるようになる。そこで、このアプリのアイコンをタップすると、そのブラウザ画面がKindleに送信される。ただタップするだけ。使いやすい。というか、アプリを使っているという意識すらほぼない。

    文章が多い記事は、スマホで読むのは目が疲れる。Kindleに送信して読めば、ウェブ上の記事でも本のように読める。英語の勉強をしているときは、よくNHKの英語のニュースをKindleに送って読んでいた。Kindle上では、英単語を長押しすると辞書が開かれてその場で調べられるので、とても便利だった。


    第2位

    Google keep


    これは、勝間和代You Tubeで紹介していたので、試しにインストールしてみた。https://youtu.be/IKBuvUNj50c
    要は、メモアプリである。カツマーが動画で紹介しているような使い方はしていなくて、普通にメモを取るのに使っている。標準のメモアプリよりだいぶ使いやすい。さすがGoogleGoogleのアプリなので、ウェブ上でも開けて当然同期してくれる。メモには、画像を貼り付けたり、手書きでイラストが描けたりもする。

    本の感想、行きたいお店、勉強したこと、とにかく何でもメモろう。


    第1位

    Inoreader


    ほぼ、毎日のように使っている便利アプリ。これは、フィードリーダーアプリである。フィードリーダーというのは、簡単に言えば、色んなブログを一括してまとめてアプリ上で読めるようにしてくれるものである。

    前は、ライブドアが出していた「ライブドアリーダー」というアプリがあったのだが、サービスが終わってしまい、途方にく、どうも使い勝手が合わなくて、Inoreaderを入れてみた。

    読みたいブログのURLを登録しておけば、そのブログが更新されると、アプリ上で知らせてくれる。動きもいいし、記事の表示のされ方も申し分ない。

    ブログをたくさん読んでいる人にはおすすめする。

    以上、アプリ紹介でした。