[本など]脳を鍛えるには運動しかない

少し前に、「運動をしないと頭が重い感じになる」といったことを書いた。その時に軽く触れた本がこの本である。

本書を知ったきっかけは、勝間和代YouTubeだった。ブックレビューの動画をたまに上げていて、その中の一つに本書があった。

https://youtu.be/QGwZgK0pICM

Amazonで調べたところ、320ページあることを知って最初は躊躇していたが、次の朝活読書会のテーマが「ストレス」なので、かこつけて読んでみようと思った次第。

運動は体にいい、ということは誰しもが納得していることかと思う。脳にも効果があるというのは、最初は意外な感じがした。

読書会用に「ストレス」の章を読み込んだ。過度なストレスはが体に悪いのは当然だが、ストレスが無さすぎるのも良くない。よく、適度なストレスや緊張感が良いという。運動によって生じる脳の活動が、分子レベルの副産物を生んで、それがニューロンを傷つけるそうだが、ニューロンにも修復機能があって、逆に強くなっていくらしい。そして、ニューロンが回復する余地のあるくらいの運動は、とても脳にいいらしい。

筋トレも、一回筋肉を壊して充分させることで、より強い筋肉になっていくのと同じことが脳細胞にも起こるというのは面白いと思った。

ストレスの他には、「不安」、「うつ」、「依存症」、「加齢」などの章がある。これらの症状全てに対して運動は効果的であるというから驚きだ。

運動の中でも特に有酸素運動がいいらしく、本書ではウォーキングやジョギングを推奨している。私は、よく自転車に乗るので、これからも自転車を続けていくよいモチベーションになった。運動をするときは、フォームや使う筋肉などに意識することが多いが、これからは脳にどんな影響があるのかを意識しながらトレーニングするのも面白いかもしれない。